HOME > 目的

《目的》

 5年間の本研究課題に基づいて1μm以下に絞られた電子ビームの形状を正確に測定できるサ
ブミクロン以下に絞られたレーザーワイヤーを安定に生成できる装置を開発して、利用に供する
ことが目的である。本装置は国際リニアコライダー計画を実現するために必要なビーム診断を行
うものである。このような状況からヨーロッパ・アメリカの優秀な研究者との国際協力により、
日本が主導権を持って本研究開発を進めることになる。年次計画等の詳細な内容は別のページに
記述した。

 目的が達成されたことを実証するために、高エネルギー加速器研究機構の先端加速器試験装置
から供給される世界最小電子ビームを1μm以下に絞り込み、その形状を測定する。最終年度の
平成21年度に実証試験を国際協力により行う。

 今までに得られた測定結果を装置図と共に示す。この実験結果は電子蓄積リング内を回ってい
る電子ビームのサイズを測定した結果であり、我々の目的は最終収束系で絞り込まれた電子ビー
ム形状を短時間で測定できる装置を開発して、実用に供せるようにすることである。この技術は
今までに達成したレベルを一桁以上上回る先端的なものである。


レーザーワイヤー装置
<電子蓄積リング内レーザーワイヤー装置概念図>
 
レーザーワイヤーXスキャン
14.7μm laser wire for X scan, 5.7μm for Y scan (whole scan: 15min for X,6min for Y)
ビームプロファイル
<Beam profile by Laser wire>

 

↑Go to top