ブミクロン以下に絞られたレーザーワイヤーを安定に生成できる装置を開発して、利用に供する
ことが目的である。本装置は国際リニアコライダー計画を実現するために必要なビーム診断を行
うものである。このような状況からヨーロッパ・アメリカの優秀な研究者との国際協力により、
日本が主導権を持って本研究開発を進めることになる。年次計画等の詳細な内容は別のページに
記述した。
目的が達成されたことを実証するために、高エネルギー加速器研究機構の先端加速器試験装置
から供給される世界最小電子ビームを1μm以下に絞り込み、その形状を測定する。最終年度の
平成21年度に実証試験を国際協力により行う。
今までに得られた測定結果を装置図と共に示す。この実験結果は電子蓄積リング内を回ってい
る電子ビームのサイズを測定した結果であり、我々の目的は最終収束系で絞り込まれた電子ビー
ム形状を短時間で測定できる装置を開発して、実用に供せるようにすることである。この技術は
今までに達成したレベルを一桁以上上回る先端的なものである。
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